システムエンジニアから事務職に転職

元はシステムエンジニア職に勤め、ストレスによる胃痛や、長時間のデスクワークによる腰痛に悩みながらも、達成感を得ながら、忙しい日々を過ごしてきました。結婚出産後は、子供の保育園終了時間までに帰宅できる仕事を求めて転職活動を行い、小規模商社の事務職へ転職を決めました。

転職時は、職種や会社規模にこだわらず、子供を保育園に入れ健康的な生活を送ることを優先したため、給与/福利厚生/社内規則全てが元の会社に劣ることだらけでした。また一緒に働く人々の仕事に対する後ろ向きな姿勢や、楽して生きていきたいという考え方に苛立ちが募り、月日が経つにつれて「この会社に慣れてはいけない、ぬるま湯に浸り続けてはダメな人間になってしまう」と不安を感じるようになりました。

楽をしたがり目標の数字を追わない営業、愚痴ばかりでデスクワークを非効率すぎる手段で行う事務員に囲まれ、私はここで何も成長できないのではないか、私はなぜここにいるのだろうかと毎日感じていました。あまりに苛立ちが募り、奮起して新たな提案や改善方法を示したのですが、今のやり方を変えたくないが為の言い訳が始まり、自分は出来ないと努力する気すら見せない姿勢が見え、もうこの会社は早々に潰れるだろう、もう潰れてしまえと思っていました。

しかしあと4年は子供を優先した働き方を続けたかったので、時間的に融通のきくこの会社を辞めるわけにいかない。子供が小学生になったら元の職種に戻ると決め、されまではこの会社で精一杯頑張ろうと決めて働き続けることにしたのです。こんな会社ではあるが、無断時間を過ごしたくない、自分を高めていきたいと模索する中で、成長しない会社/社員に悩む社長とはよく話しをしました。私の考えや会社/社員を変える提案について共感していただけていたので、社長承諾と権限を頂いた上で、自分の正しいと思う行動を行い始めました。

まず依頼(事細かく指示)した内容であれば達成できる人を選別し、まずは仲間と実績作りを始め、賛同しない参加しない人間を参加せざるを得ない状況に追い込み、反強制的に参加させる作戦は成功。必ず成功するプロセスを踏ませた上で目的を達成させることで、私への信頼を高め、今までめんどくさがっていた課題を自ら改善する行動に移せるようになるまで、1年かかりました。

社会人として当たり前のことが、やっと出来るようになったわけです。会社もピリッと緊張感ある雰囲気に変わり、標準化と効率化が進んだことで仕事がしやすい環境になりました。勿論、会社と社員が変われば結果もついてくるもので、売上げが毎月伸び始めました。また社内改革/マネジメントの部分で評価され、事務職として採用されていましたが、経理や社内システムに関する仕事もまかされ、給与も大幅に改善してもらいました。いずれ潰れる会社だと他人事のように思っていた環境が、今度は潰すわけにはいかないと思えるようになり、あと2年で前職の給与まで引き上げることができれば、この仕事を続けようかという思いに変化してきています。

会社に無理して馴染まないことを決めたことで、人目を気にせず、自分が目指す方向に進むことができました。一番時間のかかる、考えること決めることを自分の中で繰り返したことで、以前に増して自信を持ち、人に教えることが出来るまでに成長できたと感じています。

前職の経験を生かし効率的に仕事が出来る、且つ正確な情報を提供してくれる事務員だねと、上司やお客様から言われるようになり、事務職も向いてないわけではないなと感じる今日この頃。2年がかりでやっと仕事が楽しく感じられるようになりました。転職前に想像していたただ単純作業を行う事務員とは違い、幅広く仕事をさせてもらい、今では満足しています。