初めての営業マン

ハローワークの求人情報と、実際の就業状況で大きく違いがあったのは「勤務時間」に関してです。特に営業系職種の場合にこれは付き物で、応募する側もある程度は見越して応募します。私が経験したのは不動産系、住宅販売系ですが、その体験をお話ししたいと思います。

当初、1時間位は覚悟していた

ハローワークで求人情報を見る時に、職種が「営業」である場合には記載されている勤務時間よりも上振れすることを覚悟しておく必要があります。他の業種は分かりませんが、不動産系や住宅販売系では多いと思います。こちらも子供ではありませんのである程度、1時間位は残業ありだろうなと初めから想定しています。

求人情報を詳しく見ると、「月○○時間の残業を見込んでいます」等の説明が記載されていることがあるので、きちんと把握しておく必要があります。ただし、上記の様な説明がない場合もあります。

不動産系や住宅販売系に多い印象

私が応募したのは、通勤に1時間位かかる住宅販売系の会社でした。通勤距離や時間に関してはこちらの都合ですので、何も問題はありません。当初1週間程度は記載されていた通りの時間に会社を出ることが出来ましたが、仕事内容を把握してからは、そうはいきませんでした。

記載時間より2-3時間程度は上振れる

住宅販売系の会社だと、週末はモデルルームやオープンハウスの準備に忙殺されることがしばしばあります。のぼり旗や広告の告知、オープンハウスの場合には椅子やスリッパの準備など、やることは多々あります。また多少の余裕があれば、チラシを作成してポスティングすることもあります。これらをこなしながら問い合わせを受けたり、ご案内や契約といった業務も平行して行っていきますので、正直忙しいですね。必然的にチラシや広告などの準備は夕方帰社してからの作業になるので、ほぼ毎日2-3時間は記載時間より多く仕事をすることになります。オープンハウスが終わったら、今度は見学に来て頂いたお客様に電話を入れて次のアポイントを取る仕事が待っています。以前来て頂いたお客様のご希望に沿う物件が出た時は、こちらもご案内の連絡を入れます。

営業という仕事の宿命

こうした日常の仕事に加えて、自分のお客様からの電話や問い合わせなどの連絡が曜日、時間に関わらず入ってきます。会社支給の携帯電話を使用している場合など、休日は電話に出ない営業マンもいるようですが、基本的に営業マンに休日はないと考えていた方が正解です。

コミュニケーションをとるのが苦痛な人には向かない

ざっくり振り返れば勤務時間はあくまで「目安」、残業は当然にあります。営業ですのでお客様からの電話や問い合わせには24時間対応です。きっちり「何時まで」が厳守されていないと難しい人には、お勧め出来ない仕事です。そしてこれが1番重要だと思いますが、人と話しをしたりコミュニケーションをとるのが苦痛だという人には、向かない仕事です。

続けられたのは、楽しかったから

何故ならばどんな仕事でも「苦しい」「大変」が付き物で、その種類が違うだけだからです。勤務時間も忙しさも仲間と励まし合ったりすることで、越えていくことが出来ます。上司が多少の無茶を言う会社でも、共に仕事をする仲間とフォローし合って歩いて行くことが出来ます。何よりもお客様とコミュニケーションを結んで様々な話をしていくことが、時に励ましとなったり時には元気や勇気を与えてくれるのです。仕事の範囲を超えて、親しくさせて頂くこともあります。こうした「救い」があるから、喜びがあるから、続けて行けるのです。

私は他の事情により半年位で転職しましたが、この時の経験は思っていた以上に役に立ちました。その後も営業系の仕事に就きましたが、この経験があったから活きていると実感することが多々あります。

ただ1つだけ、その仕事を続けることが自分の心身に悪い影響を及ぼす、健康に害を及ぼすことが明確な場合は、すっきりと辞めます。自分の身体を壊してまで、続ける価値がある仕事はないと思うからです。これが私の体験ですが、お役に立てれば幸いです。